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EC物流 2026.08.01

【保存版】FBA納品のやり方完全ガイド|梱包サイズ・ラベル・発送手順を初心者向けに解説

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この記事のサマリ

  • 危険物・動植物・販売許可が必要な商品はFBA納品不可、冷凍品は冷凍FBA(事前申請制)で対応可能です
  • 輸送箱は標準サイズで50×60×50cm・30kg以下、大型は3辺合計216cm以内・40kg未満が上限です
  • 15kg超の箱には「重量物」表記が必須、改造箱やバラ緩衝材はNGで受領拒否の対象になります
  • 商品のJANコードはFBAラベルで完全に隠ぺいし、セット品には「開封厳禁」シールを貼って誤受領を防ぎます
  • 発送はFBAパートナーキャリアを使えば、割引料金・送料天引き・伝票不要・補償付きで圧倒的にお得です

FBA(フルフィルメント by Amazon)は、Amazonの倉庫に商品を預けるだけで、保管・梱包・発送・カスタマーサポートまで任せられる物流サービスです。とはいえ、最初の関門となるのが「FBA納品」。輸送箱のサイズ、ラベルの貼り方、発送方法など、細かなルールが多く、最初の1回でつまずいてしまう方も少なくありません。

この記事では、これからFBAを始める方や、納品手順を一度おさらいしたい方に向けて、事前確認から納品後の振り返りまでの5ステップを、実務で使えるレベルでわかりやすく解説します。

1. 事前確認|そもそも納品できる商品か?

FBA納品で最初にやるべきは、自分の商品がFBA対応可能かどうかの確認です。ここを飛ばすと、せっかく梱包・発送しても倉庫で受領拒否されてしまうケースがあります。

FBAに納品できない主な商品

  • 動植物(生体・植物・種子など)
  • 危険物(引火性・爆発性・有害物質を含むもの)
  • 法令違反となる商品(医薬品・酒類など販売許可が必要なものを含む)
  • 冷蔵(チルド)品や、Amazonの設定温度帯(-23℃〜-27℃)から外れる超低温商品

これらは年々ルールが更新されるため、納品前には必ずセラーセントラルのヘルプページで最新情報をチェックする習慣をつけておきましょう。

判断に迷う商品は、セラーセントラルの「商品登録」画面で危険物情報を入力すると、自動でFBA対応可否が判定されます。

冷凍品は「冷凍FBA」で納品できる

常温保存できない商品のうち、冷凍品については「冷凍FBA」という別枠の仕組みを使えば納品可能です。Amazonの冷凍対応フルフィルメントセンターに預け、プライム配送で出荷できるサービスで、利用には次のような条件があります。

  • -23℃〜-27℃の温度帯で品質を維持できる商品であること
  • 輸送箱は40kg以下、商品単体は原則10kg以下に収まること
  • セラーサポートへの事前申請とAmazon審査を通過していること(承認されたASIN単位で納品可能)

通常のFBAとは申請フローや梱包要件が異なるため、冷凍品を扱う場合は別記事で詳しく解説しています。

冷凍FBAの基本|メリット・利用条件・申請手順をわかりやすく解説

2. 輸送箱(ダンボール)のサイズ・重量ルール

納品時の輸送箱には、Amazonが定める明確なサイズ・重量基準があります。ここを外すと「納品不備」として返送やペナルティの対象になるため、必ず守りましょう。

サイズ・重量の上限

区分 サイズ上限 重量上限
小型・標準サイズ 50cm × 60cm × 50cm 以下 30kg 以下
大型サイズ 3辺合計 216cm 以内 40kg 未満

重量物表記の義務

箱の重量が15kgを超える場合は、ダンボールの天面と側面の2か所に「重量物」と明記、またはシールを貼付する必要があります。倉庫スタッフの安全確保のためのルールなので、忘れずに対応してください。

NGな梱包の例

  • つなぎ合わせて作った改造箱
  • 破れ・大きな汚れ・潰れのある箱
  • バラ状の緩衝材(シュレッダー紙、発泡スチロール片など、こぼれやすい素材)

緩衝材を入れる場合は、エアキャップ(プチプチ)やクラフト紙のように、ばらけない素材を選びましょう。

3. 商品ごとのラベル貼付ルール

FBAでは、商品1点ずつに専用の商品ラベル(FNSKUバーコード)を貼付する必要があります。ここでよくあるミスを2つ押さえておきましょう。

元のJANコードは完全に隠ぺいする

商品パッケージに最初から印刷されているJANコード(バーコード)は、FBAラベルで完全に覆い隠す必要があります。バーコードが2つ読み取れる状態だと、倉庫システムが誤った商品として認識し、在庫トラブルの原因になります。

JANコードが大きくてラベルで覆いきれない場合は、上から黒マジックで塗りつぶすか、無地のシールで隠してからFBAラベルを貼ってください。

セット品には「開封厳禁」シールを貼る

複数商品をひとまとめにしたセット品(バンドル商品)は、倉庫スタッフが「バラ売り商品が複数入っている」と誤認してしまうリスクがあります。これを防ぐために、外装パッケージに必ず「開封厳禁」シールを貼付してください。

セラーセントラルからシールのデザインがダウンロードできるので、印刷してすぐ運用できます。

4. 納品プランの作成と発送手続き

ここからが実際の納品作業です。セラーセントラル上で「納品プラン」を作成し、Amazonの指定倉庫に発送する流れになります。

ステップ1:数量と梱包タイプを入力する

セラーセントラルの「在庫管理」→「在庫商品を納品/補充する」から納品プランを作成します。ここで入力する内容は以下のとおりです。

  • 納品する商品とSKU
  • 梱包タイプ(個別商品 / メーカー梱包)
  • 1箱あたりの数量と箱数

数量や梱包タイプを間違えると、確定後の修正が難しくなるため、入力前に必ず実物と照合しておきましょう。

ステップ2:FBAパートナーキャリアで発送する

配送業者は、Amazonと提携する「FBAパートナーキャリア」(ヤマト運輸・日本郵便)の利用が圧倒的におすすめです。理由は次の4点です。

  1. 特別割引料金が適用される
  2. 送料はAmazonの売上金から自動天引き(前払い不要)
  3. 配送伝票の手書きが不要(システムから印刷)
  4. 配送中の破損・紛失に補償付き

注意:FBAパートナーキャリアは確定後24時間以内しかキャンセルできません。箱数・サイズ・重量の入力ミスがないか、確定前に必ず再チェックしてください。

ステップ3:ラベルを貼って発送

納品プランを確定すると、以下のラベルが印刷できます。

  • 輸送箱ラベル(FBA配送ラベル)
  • 配送伝票

どちらも、箱の天面の平らな部分にしっかりと貼付してください。テープでラベルの上を覆うと、バーコードが読み取れなくなることがあるため、ラベル本体にはテープを重ねないのが基本です。

あとは、集荷依頼または営業所への持ち込みで発送すれば、納品作業は完了です。

5. 納品後の振り返り|パフォーマンスダッシュボードをチェック

発送して終わり、ではありません。FBA運用を安定させるには、納品後の「振り返り」が重要です。

セラーセントラルの「納品のパフォーマンスダッシュボード」を定期的に確認し、次のような不備が発生していないかチェックしましょう。

  • 梱包ルール違反(サイズオーバー・重量オーバー・改造箱など)
  • ラベル不備(バーコードが読み取れない、貼り間違いなど)
  • 数量差異(プランと実数の不一致)

不備が積み重なると、警告や納品制限が課されるリスクがあります。月1回など定期的にダッシュボードを確認し、課題があれば次回の納品に反映していくのが理想です。

まとめ|FBA納品は「ルール順守」と「振り返り」がすべて

FBA納品は最初こそ手順が多く感じますが、一度型が決まれば誰でも安定して回せるオペレーションです。最後にもう一度、押さえておきたいポイントを振り返ります。

  1. 事前確認:危険物・動植物・チルド品などはFBA対象外(冷凍品は冷凍FBAで対応可)
  2. 輸送箱のルール:標準は50×60×50cm/30kg、大型は3辺216cm/40kg未満
  3. ラベル貼付:元のJANコードは完全隠ぺい、セット品には「開封厳禁」シール
  4. 発送手続き:FBAパートナーキャリアが料金・運用面ともに最有力
  5. 納品後の確認:パフォーマンスダッシュボードで不備を早期に発見

まずは小さなロットで1回納品を実施し、ダッシュボードで結果を確認してみるのが、FBA運用に慣れる一番の近道です。慣れてきたら、SKU数や納品頻度を増やしながら、自社の物流体制を最適化していきましょう。

FBA納品の手間や物流コストが膨らんできたら、3PLやシッピーノなどの出荷自動化サービスとの併用も検討の価値があります。自社EC・楽天・TikTok Shopなど多店舗運営をしている場合は特に効果が大きくなります。